The Story of Japanese Fruits. – Citrus (English)
温州ミカン
和歌山県はミカンの生産量が全国1位で、全国シェアは21.8%(2020年)です。特に有田地方は400年の歴史と伝統を誇る「有田みかん」産地となっています。一般にミカンといわれているのは温州ミカンのことで、露地物は、9月の上旬から12月に収穫し、下津の蔵出しみかんは、12月に収穫したものを貯蔵して3月にいたるまで出荷します。4月上旬からは、ハウス栽培の収穫が可能になり、通年にわたりみかんを出荷できることになります。収穫時期により「極早生」、「早生」、「中生」、「晩生」に分かれます。
【秋~冬】
デコポン
高糖度で味が濃厚、皮は簡単にむけるし袋ごと食べられるという、理想のかんきつ。清見とポンカンを配合して育成された品種である「不知火(しらぬひ)」の中でも、糖度が13度以上で酸度が1度以下のもので、柑橘関係農協県連合会を経由してはじめて「デコポン」を名乗ることができる特別な果物です。豊かな香りでビタミンが豊富。まろやかな甘さの果肉で、皮もむきやすい。内皮もやわらかく、袋のまま食べられるため幅広い年齢層に愛されています。
【冬~初春】
※その他かんきつ類は、ハッサクや夏みかんなど数多く種類がございます。収穫時期も種類によりさまざまです。