ケーキなどに使われるイチゴはかわいいフルーツの代名詞。和歌山県のイチゴ栽培は、昭和30年頃から始まったと言われています。現在、和歌山県北部の紀の川流域や海岸沿岸部などで広く栽培されています。主な品種は「まりひめ」と「さちのか」で、「まりひめ」は、和歌山県農業試験場が育成し、2020年に品種登録された、和歌山県オリジナル品種です。早生で豊産性の「章姫」とコクのある食味の「さちのか」を交配し、得られた約600個体から品質、収量とも有望な系統を選抜しました。「まりひめ」は、和歌山県の民芸品「紀州てまり」のようにかわいらしく 皆に愛される品種となることを願って命名しました。
【冬~初春】